病院の危機管理(テロ対策?)
病院機能評価の中にも「病院の危機管理の適切な対応」という項目があるように
病院経営にはいろいろなリスクがつきまとい、その対応にはかなりの経験が必要と考えられる。
しかし、実際には危機管理を専門とする職員が病院にいるわけではないし・・・
危機の内容や性質も変わってきているので対応が難しくなっている。
ある病院のホームページに
「電気事業法に基づく電気設備法定点検による停電について」というお知らせが載っていた
一見、「患者への情報提供」という見方からするとサービスであるが
逆を返せば院内の保安内容を暴露しているようにも見える。
日本が治安のよい国だからという固定観念があれば仕方のないことだが・・・
調べる時間がなかったので、ここからはあくまで推測であるが、
国立感染研究所のように危険なウィルスや細菌を扱う施設がこのような点検を周知しているだろうか・・・
たぶん、いや絶対してないのではないかと思う
同じように、病院もある程度の規模になればウィルスや細菌を扱う
また、これ以外にも劇物・毒物・放射線同位元素などなど見方を変えれば危険物倉庫なのである。
そう考えれば、病院はテロ等の対象になりうる施設なのだと自覚する必要があると思う。
劇物?毒物?放射線同位元素?
そんなものを病院に盗みに行くわけなだろうと思うけど、相手はわれわれとは思考が違うのである
以前、東京都の参与である志方氏は隣国との国際問題を語っている時
「価値観の違う相手には、価値観の違う接し方が必要」と言っていましたが
そういうことなのだと思います。
今回の東日本大震災の国のとった行動等を教訓に、病院の危機管理を考えるのであれば
患者、患者家族、及び職員の生命と財産を守る意味でも危機管理担当者は次の3点を念頭に置く必要がある
① 最悪の事態を想定し備えを整える
・日本では、病院では、テロが起きないと思わない
② 危機管理を十分に行う
③ ②を実行するためにも危機管理のプロを配置、育成する
人的・金銭的な問題を含みますが、私はこれからの病院には必要不可欠だと思います。
ずらずら書いてしまいましたが、このへんで・・・
テロ対策特殊装備展および危機管理産業展2011は、明日まで開催!!
-参考-
病院機能評価(一般病院版 v.5.0)の項目は次のとおりである。
6.6.1 院内における災害発生時の対応体制が整っている
◇ここでは地域災害を含めた院内で発生する火災や停電時への危機対応について評価する
6.6.1.1 自院で作成した独自の防災マニュアルがある
◇防災センターや保安要員が外部委託の場合でもこれらの職員を含めた防災マニュアルが整備されている
6.6.1.2 マニュアルに沿った防災訓練が年1回以上実施されている
◇消防法では年2回の訓練を義務付けており、1回を総合避難訓練とし、あと1回は部分的な訓練または机上訓練でも可としている、なお、総合避難訓練は、休日・夜間を想定されたものが望ましい
◇地域住民が参加する院内防災訓練が実施されている場合には高く評価する
6.6.1.3 責任体制と緊急連絡網が明確にされている
◇特に休日・夜間など病院管理者不在時の責任体制が明確である
6.6.1.4 停電時の対応体制が整っている
6.6.2 大規模災害発生時の対応体制が整っている
◇大規模災害の対応では地域性を考慮して判断する
◇都会と田舎、台風の多い地方や豪雪地帯など、想定される災害も異なる
◇また、規模により災害時の役割が異なることも考えられる
◇独自のマニュアルを整備して対応体制を検討していることのほか、病院管理職の責務として地域と病院の 規模、性格に見合った対策が取られていることを評価する
6.6.2.1 大規模災害時の対応マニュアルがある
6.6.2.2 * 大規模災害を想定した対応体制がある
6.6.2.3 ライフラインの確保に配慮されている
6.6.2.4 大規模災害に備えた医薬品や食料品の用意がある
6.6.3 病院の保安体制が適切である
◇精神科固有の事故に関する対応、安全配慮について評価する
◇痴呆症などで徘徊行動のある入院患者への保安面での対応を確認する
6.6.3.1 病院の出入りに関する規程が定められている
◇主として使われる玄関等と、夜間・休日等の補助的な通用口があり、十分な管理規程があればそれを評価す る
6.6.3.2 保安を管理する体制が整備されている
◇保安要員の位置付け、非常呼集訓練、緊急放送や緊急コード等を確認する
◇特に外注委託では注意する
6.6.3.3 * 保安管理業務の内容が適切である
◇時間外・夜間等の患者対応を保安担当者に委ねる場合は、その責任範囲が明確である
6.6.4 訴訟などが発生した場合に誠実に対応する体制が整えられている
6.6.4.1 院内での担当者が明確にされている
◇担当者が病院の代表として機能している
◇担当者は広報担当者などでもよい
6.6.4.2 的確な状況把握がなされる仕組みがある
6.6.4.3 * 外部の関係者と適切に対応する仕組みがある
◇総括責任者でない場合は、互いに密接な連携がとられている
6.6.4.4 病院賠償責任保険に加入している
◇医師会、病院会等各種保険があり、保険の種類は問わない
と、機能評価の評価項目だけでもこれだけある。
病院経営にはいろいろなリスクがつきまとい、その対応にはかなりの経験が必要と考えられる。
しかし、実際には危機管理を専門とする職員が病院にいるわけではないし・・・
危機の内容や性質も変わってきているので対応が難しくなっている。
ある病院のホームページに
「電気事業法に基づく電気設備法定点検による停電について」というお知らせが載っていた
一見、「患者への情報提供」という見方からするとサービスであるが
逆を返せば院内の保安内容を暴露しているようにも見える。
日本が治安のよい国だからという固定観念があれば仕方のないことだが・・・
調べる時間がなかったので、ここからはあくまで推測であるが、
国立感染研究所のように危険なウィルスや細菌を扱う施設がこのような点検を周知しているだろうか・・・
たぶん、いや絶対してないのではないかと思う
同じように、病院もある程度の規模になればウィルスや細菌を扱う
また、これ以外にも劇物・毒物・放射線同位元素などなど見方を変えれば危険物倉庫なのである。
そう考えれば、病院はテロ等の対象になりうる施設なのだと自覚する必要があると思う。
劇物?毒物?放射線同位元素?
そんなものを病院に盗みに行くわけなだろうと思うけど、相手はわれわれとは思考が違うのである
以前、東京都の参与である志方氏は隣国との国際問題を語っている時
「価値観の違う相手には、価値観の違う接し方が必要」と言っていましたが
そういうことなのだと思います。
今回の東日本大震災の国のとった行動等を教訓に、病院の危機管理を考えるのであれば
患者、患者家族、及び職員の生命と財産を守る意味でも危機管理担当者は次の3点を念頭に置く必要がある
① 最悪の事態を想定し備えを整える
・日本では、病院では、テロが起きないと思わない
② 危機管理を十分に行う
③ ②を実行するためにも危機管理のプロを配置、育成する
人的・金銭的な問題を含みますが、私はこれからの病院には必要不可欠だと思います。
ずらずら書いてしまいましたが、このへんで・・・

テロ対策特殊装備展および危機管理産業展2011は、明日まで開催!!
-参考-
病院機能評価(一般病院版 v.5.0)の項目は次のとおりである。
6.6.1 院内における災害発生時の対応体制が整っている
◇ここでは地域災害を含めた院内で発生する火災や停電時への危機対応について評価する
6.6.1.1 自院で作成した独自の防災マニュアルがある
◇防災センターや保安要員が外部委託の場合でもこれらの職員を含めた防災マニュアルが整備されている
6.6.1.2 マニュアルに沿った防災訓練が年1回以上実施されている
◇消防法では年2回の訓練を義務付けており、1回を総合避難訓練とし、あと1回は部分的な訓練または机上訓練でも可としている、なお、総合避難訓練は、休日・夜間を想定されたものが望ましい
◇地域住民が参加する院内防災訓練が実施されている場合には高く評価する
6.6.1.3 責任体制と緊急連絡網が明確にされている
◇特に休日・夜間など病院管理者不在時の責任体制が明確である
6.6.1.4 停電時の対応体制が整っている
6.6.2 大規模災害発生時の対応体制が整っている
◇大規模災害の対応では地域性を考慮して判断する
◇都会と田舎、台風の多い地方や豪雪地帯など、想定される災害も異なる
◇また、規模により災害時の役割が異なることも考えられる
◇独自のマニュアルを整備して対応体制を検討していることのほか、病院管理職の責務として地域と病院の 規模、性格に見合った対策が取られていることを評価する
6.6.2.1 大規模災害時の対応マニュアルがある
6.6.2.2 * 大規模災害を想定した対応体制がある
6.6.2.3 ライフラインの確保に配慮されている
6.6.2.4 大規模災害に備えた医薬品や食料品の用意がある
6.6.3 病院の保安体制が適切である
◇精神科固有の事故に関する対応、安全配慮について評価する
◇痴呆症などで徘徊行動のある入院患者への保安面での対応を確認する
6.6.3.1 病院の出入りに関する規程が定められている
◇主として使われる玄関等と、夜間・休日等の補助的な通用口があり、十分な管理規程があればそれを評価す る
6.6.3.2 保安を管理する体制が整備されている
◇保安要員の位置付け、非常呼集訓練、緊急放送や緊急コード等を確認する
◇特に外注委託では注意する
6.6.3.3 * 保安管理業務の内容が適切である
◇時間外・夜間等の患者対応を保安担当者に委ねる場合は、その責任範囲が明確である
6.6.4 訴訟などが発生した場合に誠実に対応する体制が整えられている
6.6.4.1 院内での担当者が明確にされている
◇担当者が病院の代表として機能している
◇担当者は広報担当者などでもよい
6.6.4.2 的確な状況把握がなされる仕組みがある
6.6.4.3 * 外部の関係者と適切に対応する仕組みがある
◇総括責任者でない場合は、互いに密接な連携がとられている
6.6.4.4 病院賠償責任保険に加入している
◇医師会、病院会等各種保険があり、保険の種類は問わない
と、機能評価の評価項目だけでもこれだけある。





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